2017年7月14日金曜日

体癖の複合的展開とは、、、






   
   ここでは、体癖と云う個人の感受性の素質が
  実際には、どのように複合的に連動しながら
  「その人自身」であるものを塑形していくのかを
  つぶさに観察し、考察してみようと思う。

  
  体癖と云うものは、原型である基本形のどれとどれが
  その人の素質の中に入っているのかとか、
  何種の傾向が今は強くて、何種は隠れているとか
  そのように、いくつかの体癖素質が並列に個人の中に
  潜んでいるという訳でもない、、。

  数種の体癖素質は、その人の中にあって連関しあい
  またその持ち場を離れることなく、それぞれの出番を
  冷静に整然と待ち、そしていざ出番となればそれを
  見事にこなしているもので、
  その連動は、その人の中にあって何故そのように
  動くのか、、体運動の伝達の筋道から疑念なく推し量れる
  ものなのである。

  体癖と云うものが何によって発見されたか、そしてそれを
  何故、運動系から考え付かれたのかと云うことが、
  人が動いて生きるものである限り、止まっていても動いて
  いるものであるが故に、運動系の連動経路こそが、
  その人自身を形づくっている証左とも云えるのであり、
  身体と心(無意識と情動)が偏よりながら動くものであり、
  それこそが、その人自身なのだということを見抜いていた
  からだと言えるのである。















  

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